マレーシアの猫
2018年04月16日
その4では、猫の街をご紹介しました。
今回は、猫の飼育がサイドビジネス?といお話です
趣味と実益を兼ねる?
マレー系の方々の、ペットとしての猫への情熱は高く、シャムネコ、ペルシヤネコ、ヒマラヤネコのような美しい毛並みの猫が好まれルお話は、前にも少しお話を描きました。
猫への情熱の高さからか、マレーシアでは、猫のビューティーコンテストも頻繁に開催されています。
アジアと陸続きのため、アジア原産のシャム(サイヤミーズ)、ヒマラヤンに加えて、ビルマネコやベンガルネコといった珍しい猫達もコンテストに参加しています。
一般人もコンテストに参加している猫をケージ越しに至近距離から鑑賞したり、猫じゃらしで遊んであげたりすることが出来ます。
気に入った猫がいた場合には、猫のオーナーにかけあって、子猫が生まれた時に販売してもらう約束をとりつけることなども可能です。
オーナー達にとってコンテストは、自慢の猫を披露する場だけではなく、ブリーダーとしてのビジネスを広げる場でもあるようです。
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少し間が空いてしまいましたが、マレーシアのペット事情 その4をお届けします。
マレーシアの猫の街のご紹介です。
猫の街がある?
東マレーシア(ボルネオ島)のサラワク州にKuching(クチン)という都市があります。
これはマレー語でズバリ「猫」を意味する言葉です。
キャットシティーを自称する都市だけに、何と市の紋章の中にも猫がデザインされています。
北クチン市と南クチン市がありますが、どちらの市章にも猫がデザインされています。
市章参照
北クチン市
南クチン市
文字通り、この街では市内のあちらこちらに、猫の像が建てられており、市民の待ち合わせスポットとしても人気です。
クチンの市庁舎の中には、何とキャットミュージアムなるものまでが設置されており、古くは古代エジプトの猫のミイラから、各種の猫のぬいぐるみやポスター類など2,000点を超える猫グッズの展示には正直圧倒されます。
もちろん日本由来の展示物もあります。
日本の伝統の招き猫やドラえもんグッズ、ハローキティ、その昔に流行したなめ猫パネルなどもあり、愛猫家には嬉しくなる空間かもしれませんね。
ある意味、その玉石混交ぶりを楽しむべきかも知れません。
毎年8月には、クチンフェスティバル(猫祭り)が賑々しく開催されて町全体が猫一色に染まります。
街中に猫をモチーフにしたデコレーションがなされ、ハイライトは、何と言っても、8月第一土曜日に行われる猫パレードでしょう。
世界中から集まった愛猫家たちが、それぞれ猫の扮装をして街中を練り歩き、猫祭りの興奮は一気に盛り上がるのです。
犬たちが聞いたら、この余りの待遇の差に涙を流して悔しがることでしょうね?
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2018年04月12日
その2では、コンドミニアムで飼われている猫の写真をご紹介しました。
その3では、居住形態によるペットへの対応などをご紹介します。
住居形態によるペットへの対応の違い
マレーシアにおける住居形態は、大きく分けて、
コンドミニアム
(日本で言えばマンションにスイミングプールとアスレチックジムを併設したもの)
アパートメントハウス
(日本のアパートと同様のイメージでコンドミニアムよりランクは低い)
バンガロー
(いわゆる一軒家)
リンクハウス
(日本でいう長屋のように何軒かが連結している家屋)とざっと4タイプに分けられると思います。
この中でも特にペットに対して、厳しい規則を課しているのが、コンドミニアムで99%が犬や猫などのペットを禁止しています。
各コンドミニアムの掲示板には、ペット禁止の張り紙がある。
首都のクアラルンプール及びその周辺エリアにおいて、知っている範囲でペット飼育を公認しているのは2軒程度です。
但し、コンドミニアム以外のバンガロータイプやリンクハウスなどは基本的に飼育OKですし、アパートに関しても余り厳しくない印象です。
しかしながら、ペットを原則禁止しているコンドミニアムであっても猫を飼っている人々は決して少なくありませんし、犬よりは黙認してもらえる可能性が大きいようです。(このあたりにも猫の依怙贔屓が垣間見えます。)
猫は、犬と違って毎日の散歩の必要がなく、犬のように吠えることもないため、完全室内飼育なので目立たないということも理由の一つかもしれません。
公式には各コンドミニアムが掲示板などでペット飼育禁止!のポスターなどを貼っていますが、各部屋のオーナーの許可さえ得ていれば猫の場合は何とか大丈夫ではないかと思います。
但し、獣医さんに連れて行く際には、猫をケージに入れて、更にケージが見えないように細心の注意を払うように努めます。
絶対に馬鹿正直に管理事務所に、「猫を飼ってよいか」と、直接、聞いてはいけませんよ!
聞かれたら彼らは、やとわれのみですので、建前上は、「ダメ!」と、言わわざるを得ないので。。
あくまでも、オーナーに直接許可をとると、大概は大目に見てもらえる。。
というお話です。
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いかがでしたか?
コンドミニアム以外では、比較的自由にペットが飼えるマレーシアですが、コンドミニアムでも、猫は黙認されることが多いようです。
日本でも、大家さんが大目に見てくれる。。。
なんて話は、たまにききますが。。。
ペット飼育はきちんとルールを守って飼いましょう!!(笑
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2018年04月10日
その1では、マレーシア、ことにイスラム教徒の犬に対する扱いについてをご紹介しました。
では、猫はどうでしょうか?
野良でも雑種でも純血種でも。。
可愛がられる猫たち
気の毒な犬たちには申し訳ない位、猫たちはマレーシア全国民に愛されているように思えます。
犬と違って一切迫害を受けていない猫たちは野良猫でさえものびのび暮らしているように見えます。
郊外の屋台レストランなどでは、複数の猫たちが常連のように居着いており、食事する客の足元を行ったり来たりして食べ物をねだる光景がよく見られます。
客の方もよく心得たもので、すり寄って来た猫に料理の肉や魚を与えたりしています。そのせいか犬と違って猫はそれが野良猫であっても、やせ細った猫はこれまで見た記憶がありません。
また、猫は基本放し飼いのため猫達は自由に近所を巡回し飼い主で無くとも可愛がってもらっています。
マレー人のペットとしての猫への情熱は高く、シャムネコ、ペルシヤネコ、ヒマラヤネコのような美しい毛並みの猫が好まれます。
この待遇のあまりの格差に犬たちはきっと猫たちに嫉妬しているかもしれませんね。
コンドミニアムなどで飼われている猫たちはのんびりムード
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2018年04月09日
前回はイギリスのペット事情(主に犬ですが)についてお届けしました。
今回からは、日本と同じアジア圏、マレーシアの猫事情、ペット事情についてお届けします。
その1は、まず、マレーシアの概要などからお届けします。
マレーシア イスラム教の国
マレーシアにおける現在の人種構成比率は、マレー系が67%、中華系が25%そしてインド系が7%で残り1%が外国人となっています。
その圧倒的多数派のマレー系の人達はイスラム教徒です。
ご存知の方も多いかも知れませんが、イスラム教では豚と犬は不浄な動物として認識されている為に、豚肉や豚肉を原料にした食べ物などをイスラム教徒は絶対に食べる事は出来ません。
またスーパーマーケットでも豚肉やハムなどの売り場は完全に隔離されており、レジ自体も別々になっているほどの徹底ぶりです。
下記のように、スーパーマーケット内の豚肉やハムの売り場。完全に分離している。
ホットドッグ禁止!?
我々日本人にとって、
えっ!そこまでやるか?
というのが2016年10月のニュースで、「ホットドッグ」のネーミングが禁止されたという報道でした。
マレーシアのイスラム開発局(JAHIM)が「ホットドッグ」など英語で犬を意味する「ドッグ」という語を名称に含む食品の改名を命じたと伝えられたのです。
当局の責任者によると「イスラムの教えでは、犬は不浄と考えられており、ハラル認証を与える食品にその語は使えない」としています。
我々から見れば一見、滑稽なほどの過剰反応とも思えますが、敬けんなイスラム教徒からすれば看過出来ない問題なのでしょうか?
この犬の扱いは、他のイスラム圏の国でも似たり寄ったりです。
犬はイスラム教徒に嫌われており、犬好きの方からすると、街角で時々見かける痩せこけて汚れた野良犬の集団が非常に不憫で可哀想に思えてしまうかもしれません。
しかしその他のイスラム教徒でない25%の中華系マレー人やインド系住民の中には、犬が大好きで自宅で飼っている人達も大勢いたりします。
たまたまムスリム(イスラム教徒)の国に生まれたばかりに、そんな差別や偏見に満ちた理不尽な環境に余儀なく置かれている犬たちに比べて一体猫たちはどうなのでしょうか?
次回は、猫についてはどうなのかをお届けします。
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