2018年05月04日

グアテマラの猫事情

世界野良猫歩き。。。

というタイトルでありながら、ほぼ、これまでは犬メインになってきておりまして。。。

今回は、

猫歩き。。。

のタイトルにふさわしく、グアテマラの猫事情をお送りします。

まずは、グアテマラという国の概要から。

グアテマラは、中央アメリカ北部に位置する、共和制国家です。
カリブ海やメキシコにも面した国で、その昔、マヤ文明が栄えた国でもあります。
社会的には、内戦なども経験し、まだまだ政情が安定しているとは言い難い部分のある国でもあります。

さて、そんな国で、動物たちは、どんな生活をしているのでしょうか?

ここの動物たちはちゃんと果たすべき自分の役割分担がある

馬は荷物運び
→ロバではない。れっきとした馬

犬は不審侵入者対策で大抵は放し飼い
→たまに見る日中つながれている犬は、人を噛むので夜だけ自由を与えられる

ニワトリ、アヒル、七面鳥の鳥類
→飼育し、数ヶ月後、食肉用となり、売ればいい収入にもなるので、思う存分庭中、あるいは近所も歩き回る

そんな使役動物が多いグアテマラですが、愛玩専用動物もいます。

インコやオウムなど、人間のために何か特別の仕事を果たすことが不可能な鳥たちです。
グアテマラでは、ハトも特別仕事するわけでないのでその部類に入っています。

では、猫はどうでしょう?

猫の務め

グアテマラの都市部ではなく、農村部の話になります。
農村部では、猫たちはひたすらネズミ対策のために存在する使役動物です。
猫の存在だけでネズミがいなくなるという人もいます。
数十年前の日本のような状況がそこにはあります。
ただ、猫のしつけ方が日本とはだいぶ違います。

訓練は幼い時に

母猫は子猫を産むと自分のお乳で子猫を育てますが、日本とは違い、母猫は狩りをしなくては子供を育てられません。グアテマラでは、飼い主たちは、猫にはあまり餌をやりません。エサをあげてしまうと、それに甘えて、ネズミを狩らなくなってしまうからです。
飢餓状態をつくり、本能的に狩るようにしているのです。ネズミがいなければ、昆虫やトカゲ、時に蛇までも、かれるものは何でも狩ります。
ですから、グアテマラの農村部の猫たちはがりがりに痩せているものが多く、ふっくらした猫は見かけません。
また、狩りをする母猫をみて子猫は育つため、子猫も自ずと狩りを学んでいきます。

生まれた子猫は、生後1、2か月程度で、新しい飼い主に連れて行かれることもしばしばです。
まず、子猫が新しい家に着いてされることは、首にビニールj紐でもなんでも、紐でつながれます。それがほぼ一週間くらい続きます。それも使役動物としての訓練の一部なのです。
塀や囲いがあるわけではない家が多い農村部においては、「ここが家である。ここにいるべきだ。」と、脱走などせずに、ここがいるべき場所だと訓練するためにつなぐのです。
つないでいる間、もちろん、エサや水などはキチンと与えます。
そうやって、家での上下関係などを徹底的に訓練されるのです。

image001
子猫は可愛いけれど、痩せた猫が多い

=====
いかがでしょうか。。。

農村部での猫の扱いは、現在の日本で同じことをすれば、即、虐待となってしまいますね。

もちろん、愛玩動物として可愛がっている人もいることと思いますが、ネズミを狩らない猫は役に立たない。。。
そんな位置づけになるようです。

猫は愛玩動物ではなく、人のために仕事をする動物という位置づけのグアテマラの猫事情をお送りしました。

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